1972年より『週刊マーガレット』に連載された池田理代子原作『ベルサイユのばら』の実写映画!原作コミックスはTVアニメ化や宝塚歌劇団による舞台化もされ、今なお根強い人気を誇っている。実写映画化にあたっては当時、プロデューサー山本又一朗が資生堂、日本テレビ、東宝の3社から10億円の資金を調達。監督に『シェルブールの雨傘』のジャック・ドゥミ、音楽にミシェル・ルグラン、オスカル役にはハリウッド、ロンドン、パリで行われた400人ものオーディションから選ばれたカトリオーナ ・マッコールと、すべて外国人スタッフ・キャストを起用し、オールフランスロケという日本映画史において革新的なスタイルで製作された超大作。とりわけ、プロデューサーの熱意がフランス政府を動かし、特別に許可されたベルサイユ宮殿での撮影は、作品に豪華さと重厚感をもたらし、この上ないリアリティを与えている。また、原作の数々の名場面を見事に再現している点も見どころ。 本作のリリースにあたっては、オリジナルネガフィルムを6Kスキャニングし、2Kでデジタル修復した美しい新マスターを製作。 さらに日本語吹替えはパッケージ初収録で、日本テレビ「水曜ロードショー」1980年10月8日放送時のものを収録!(オスカル:汀 夏子、アンドレ:堀 勝之祐)

1755年ルイ15世統治下のフランス。ジャルジェ将軍家に、一人の女の子が生まれた。女ばかりの一家の将来を案じた将軍は、 その子をオスカルと名付け、男として育てる決意をした。その遊び相手に呼び寄せられたのが乳母の孫であるアンドレだ。 1775年、立派な軍人に成長したオスカルは、オーストリアからフランスへ皇太子妃として嫁いだ王妃マリー・アントワネット付 きの近衛隊に配属され、アンドレも王宮の厩番の仕事につく。ベルサイユ宮殿での貴族たちの華やかな生活。しかし、ベルサイ ユの豊かさとは裏腹にパリの街は病んでおり、貧しさが巷に溢れていた。貧しさのために身体を売ろうとした少女ロザリーに出 会ったオスカルは、そこで初めてパリの人々が生活に困っていることを知るのであった。廷臣のポリニャック伯夫人とともに歌 や服装に流行を追い求め、浪費の限りをつくし、ルイ16世という夫がありながらフェルゼンとの恋に溺れるマリー・アントワネ ット。オスカルは、王妃の恋人であるフェルゼンにいつしか恋心を抱くのであった。そんなある日、ジャルジェ家にドレスが届 けられた。初めてドレスを着たオスカルはフェルゼンと踊るも、この恋を諦める決意をする。近衛隊から、荒くれどもの集まる 衛兵隊への転属を希望し、軍人としての生涯を全うすることに。革命は「首飾り事件」を発端に、幕が切って落とされた。幼馴 染アンドレの深い愛を遂に受け入れたオスカルは1789年7月14日、彼とともにバスティーユ襲撃に参加する...。

1954年10月3日生まれ。1964年から1972年まで英国ロイヤル・バレエ団に在籍。ハリウッド、ロンドン、パリで行われた400人ものオーディションから主役のオスカルを射止め、資生堂のCMに出演するなど注目される。ルチオ・フルチのホラー『地獄の門』(80)に主演、『ビヨンド』『墓地裏の家』(81)などにも出演した。

1947年10月25日、鹿児島県生まれ。出版畑を歩いた後、テレビ映画を経て劇場用映画のプロデューサーとなる。1978年、単身フランスに渡り、『ベルサイユのばら』を製作。85年にはフランシス・F・コッポラ、ジョージ・ルーカスと共に『MISHIMA』(監督:ポール・シュレイダー)を、92年にはアメリカン・ゾエトロープ社と共同で『ウインズ(原題:WIND)』(監督:キャロル・バラード)を製作し、活動の場を世界に求めた。07年、09年には大ヒットシリーズ『クローズZERO』(監督:三池崇史)を世に送り出した。 その他代表作に『太陽を盗んだ男』(79/長谷川和彦)、『あずみ』シリーズ(03/北村龍平、05/金子修介)、『僕の彼女はサイボーグ』(08/クァク・ジェヨン)、『シュアリー・サムデイ』(10/小栗旬)、『ルパン三世』(14/北村龍平)、『新宿スワン』シリーズ(15、17/園子温)などがある。一方ではタレントの育成、マネージメントを主とするトライストーン・エンタテイメント社を1993年に設立。小栗旬、綾野剛、田中圭、木村文乃などの俳優や、シンガーソングライターのmiwaなどの所属事務所の代表でもある。また水島力也の筆名で昨今の自作のほとんどの脚本も手がけている。

1947年12月18日、大阪生まれ。1967年に『バラ屋敷の少女』でデビュー。1972年に週刊マーガレットにて連載を開始した『ベルサイユのばら』が空前のヒット。石膏デッサンや油絵など本格的な絵の勉強をしながら連載を続けた。執筆のきっかけとなったのは、高校2年生の夏に読んだツヴァイクの『マリー・アントワネット』。宝塚歌劇団による舞台化やTVアニメ化もされ、社会現象を巻き起こした。
2014年8月に40年ぶりに新エピソードの単行本が発売されたことで話題を呼び、2017年3月8日から『デビュー50周年記念展 池田理代子-「ベルばら」とともに-』が、東京・日本橋高島屋で開催されるなど現在も「ベルばら」人気は続いている。 2017年は、池田理代子のデビュー50周年、「ベルばら」連載45周年の記念の年にあたる。

1931年6月5日、ロワール・アトランティック県ポンシャトー生まれ。自動車修理工場を営む父と髪結いの母のもとで育つ。ナントの美術学校を経て49年にパリに上京、51年まで写真映画学校に通う。アニメーション作家ポール・グリモー、映画監督ジョルジュ・ルーキエの助監督を務めた後、55年に短編「ロワール渓谷の木靴職人」で監督デビュー。61年、待望の長編第一作『ローラ』を発表し、「ヌーヴェルヴァーグの真珠」と称賛される。62年、女流監督アニエス・ヴァルダと結婚。同年『天使の入り江』を発表。64年に発表した『シェルブールの雨傘』が翌年のカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞し、世界的なヒットとなる。続いて『ロシュフォールの恋人たち』(67)、初のアメリカでの作品『モデル・ショップ』(68)、『ロバと王女』(70)、当時私生活でもパートナーであったドヌーヴとマルチェロ・マストヤンニ共演の『モン・パリ』(73)を監督。その後、日仏共同制作『ベルサイユのばら』(79)、故郷ナントを舞台にしたドミニク・サンダ主演のミュージカル『都会のひと部屋』(82)、イヴ・モンタンを主演に迎えた『想い出のマルセイユ』(88)などさまざまな題材・作風にチャレンジするも、90年10月27日、白血病により死去。享年59。

1932年2月24日、パリ生まれ。父レイモンは指揮者・作曲家、母マルセルは楽譜出版社の経営者、姉クリスチャンヌは後に歌手になるという音楽一家に育つ。11歳でパリのコンセルヴァトワールに入学し、ナディア・ブーランジェに師事。20歳にして主席で卒業後、プロの音楽家として活動を始め、58年マイルス・デイヴィス、ジョン・コルトレーン、ビル・エヴァンスらを集めたジャズアルバム『ルグラン・ジャズ』を発表。ジャズ界で一躍注目を浴びる。映画音楽家としてはアンリ・ヴェルヌイユ監督の『過去を持つ愛情』(54)を皮切りに数々の作品に携わるようになり、『ローラ』(61)に続くドゥミ監督作品『シェルブールの雨傘』(64)で世界的な名声を獲得。ドゥミ以外の監督と組んだ主な映画に『女と男のいる舗道』(62/ジャン=リュック・ゴダール)、『華麗なる賭け』(68/ノーマン・ジェイソン)、『恋』(71/ジョセフ・ロージー)、『おもいでの夏』(71/ロバート・マリガン)、『三銃士』(73/リチャード・レスター)。『愛と哀しみのボレロ』(81/クロード・ルルーシュ)、『ネバーセイ・ネバーアゲイン』(83/アーヴィン・カーシュナー)などがある。近年は本格的クラシックのアルバムも発表するなど、ますます精力的に活躍している。

品番:BIXF-0254
発売日:2018/1/6
価格:5,800円(税抜)
画面:16:9[1080p Hi-Def]
音声:
1.英語 DTS-HD Master Audio 2.0chモノラル
2.日本語 DTS-HD Master Audio 2.0chモノラル
字幕:1.日本語字幕 2.日本語吹替用字幕
製作国:日本
製作年:1978

【特典映像】
・カトリオーナ・マッコールインタビュー(2017年7月23日パリにて収録)(約21分)
・特報(HDリマスター版)※
・予告(SD画質)

※特報は、本編と同じ工程で制作されたHDマスターを使用しています。

【日本語吹替え】
1980年10月8日放送 日本テレビ「水曜ロードショー」版(オスカル:汀 夏子、アンドレ:堀 勝之祐)

商品詳細

品番:BIBF-3226
発売日:2018/1/6
価格:4,800円(税抜)
画面:16:9LB
音声:
1.英語 ドルビーデジタル 2.0chモノラル
2.日本語 ドルビーデジタル 2.0chモノラル
字幕:1.日本語字幕 2.日本語吹替用字幕
製作国:日本
製作年:1978

【特典映像】
・カトリオーナ・マッコールインタビュー(2017年7月23日パリにて収録)(約21分)
・特報(HDリマスター版)※
・予告(SD画質)

※特報は、本編と同じ工程で制作されたHDマスターを使用しています。

【日本語吹替え】
1980年10月8日放送 日本テレビ「水曜ロードショー」版(オスカル:汀 夏子、アンドレ:堀 勝之祐)

商品詳細