RELEASE INFORMATION
十年
変わりゆく現実と、変わらないと願う未来
香港の十年後の未来を描いたオムニバス作品。製作費わずか750万円、たった1館から上映を開始し、9200万円の興行収入を 記録。そして香港金像奨(香港のアカデミー賞)を受賞するなど、社会現象となった。 第1話『エキストラ』 真愛連と金民党の党首が出席する労働節(メーデー)の集会で騒ぎをを起こすように兄貴にいわれたチンピラの二人は、金のためどう派手に演じるかを練習していた。しかし別の部屋では全く違うシナリオが練られていた。香港政治の舞台裏をアイロニーたっぷりに描く。 第2話『冬のセミ』 2人の男女が、身の回りの物を黙々と標本にしている。壊れた家のレンガや、町で集めた日用品…。ある朝男は女に、自分を標本にしてほしいと頼んだ。失われゆく記憶の記録に思いをはせる。 第3話『方言』 普通語の普及対策で、タクシー運転手に試験が課せられることになった。広東語が日常だった彼にとっては大きな支障となる。母語である広東語だけでは生きづらくなった十年後の香港を活写した。 第4話『焼身自殺者』 2025年のある日の朝、イギリス領事館前で焼身自殺をした人物がいた。目撃者も遺書もない。この事件は独立運動と関係があるのだろうか…。2014年9月に始まった香港政府への抗議活動、通称“雨傘運動”後の喪失と再生をドキュメンタリータッチで表現した。 第5話『地元産の卵』 2025年香港で“地元産の鶏”を扱っていた最後の養鶏場が突然閉鎖される。食料品販売店のチョンは困惑していたが、そこに少年団がやってきて店内の写真を撮り始めた。何を撮っているのかと尋ねると「良くない言葉」が書かれているものを撮ってこいといわれたと。“地元産”は良くない言葉だというのだ。チョンの息子ミンもその少年団のメンバーだった。
キャスト
■キャスト表記なし
スタッフ
■エグゼクティブ・プロデューサー:アンドリュー・チョイ
■プロデューサー:ン・ガーリョン
■監督:「エキストラ」クォック・ジョン
■監督:「冬のセミ」ウォン・フェイパン
■監督:「方言」ジェヴォンズ・アウ
■監督:「焼身自殺者」キウィ・チョウ
■監督:「地元産の卵」ン・ガーリョン
特典
■映像特典
・予告編
DATA
品番 | HPBR-303 |
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発売日 | 2018/12/04 |
価格 | 3,900円(税抜) |
画面 | 16:9LBビスタサイズ |
字幕 | 日本語字幕 |
音声 | 広東語 ドルビーデジタル2.0chステレオ(オリジナル) |
劇場公開時レイティング | G |
公開日 | 2017年07月公開 |
製作地 | 香港 |
製作年 | 2015 |
ジャンル | 洋画 |
サブジャンル | ドラマ/オムニバス/インディペンデント |
収録分数 | 約108分 |
コピーライト | (C)2017 Ten Years Studio Limited. All rights reserved |
特記
2017年7月22日より新宿K's cinema 他、全国公開 ※ジャケットデザインは変更になる可能性がございます。
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