この森で、生命に出会う。

富士・青木ヶ原樹海。自殺大国ニッポンの中でも、自殺の名所として名高いその森で織り成される「生きる」ことを紡ぐ感涙の人間ドラマ! 霊峰富士の麓に広がる広大な緑の海・青木ヶ原樹海。この“樹の海”を舞台に、編み込まれてゆく4つの物語。 借り逃げした女を追いかけ、樹海へと足を踏み入れた消費者金融を営むタツヤ(池内博之)の不安。樹海で自殺した女性と、自分が一緒に写っている写真を探偵(塩見三省)に見せられるサラリーマン、山田(津田寛治)のとまどい。日々何事にも関わらず、自分の経歴を隠し続けて駅売店に勤める手島(井川遥)が樹海へと向かう、思いつめた目。公金横領の罪を一身に背負わされ、樹海に放り出された朝倉(萩原聖人)が、自殺志願者の男と森の中で出会ったときの驚き、そして…。 “死”という事態に直面したときにこそ、見つめ直せる“生”。「生きよう」という願いを編み込み、「人間ドラマ」を紡ぎだす。

キャスト

萩原聖人『珈琲時光』『この世の外へ クラブ進駐軍』
井川 遥『ヒナゴン』「瑠璃の島」(NYV)
池内博之「がんばっていきまっしょい」(CX)
津田寛治『妖怪大戦争』『きょうのできごと』
塩見三省『フライ,ダディ,フライ』『血と骨』

小嶺麗奈
小山田サユリ
田村泰二郎
中村麻美

余貴美子『パッチギ!』『ホテル・ハイビスカス』
大杉 蓮『電車男』『ラマン』

スタッフ

監督:瀧本智行(第一回監督作品)
製作:高橋紀成/川島晴男
プロデューサー:青島武『光の雨』/永田芳弘『ラマン』
協力プロデューサー:森重晃『ヴァイブレータ』
脚本:青島 武/瀧本智行
音楽:吉川忠英
音楽プロデューサー:石川光『機関車先生』『13階段』
撮影:柴主高秀『スウィングガールズ』
照明:渡部 嘉『CASSHERN』
美術:金勝浩一『ピンポン』
録音:吉田憲義『ワースト☆コンタクト』
編集:高橋信之『亀は意外と速く泳ぐ』
助監督:山本 亮
製作:『樹の海』製作委員会
(シー・アイ・エー/ハピネット・ピクチャーズ/メモリーテック)

特典

●特典映像[総計42分]
・樹の海 製作ノート(33分)
監督、プロデューサーが語る作品の成立や、役者インタビュー、メイキング映像で綴らる映画『樹の海』の魅力
・エピソード5 カレーライス(6分)
残念ながら零れ落ちてしまったエピソード「カレーライス」を新撮し収録(オーディオ・ドラマ)
・劇場予告&TVスポット(3分)
・フォト・ギャラリー(静止画)

●期間限定アウターケース仕様

DATA

品番	BIBJ-6326
発売日	2006/01/27
価格	3,800円(税抜)
画面	16:9 LB ビスタサイズ
音声	1. 日本語ステレオ2.0ch
劇場公開時レイティング	G
公開日	2005年05月公開
製作地	日本
製作年	2004
ジャンル	邦画
サブジャンル	人間ドラマ
収録分数	約119分